コラム
コラム : ここ数年でセンサーの性能が格段に上がったデジカメに注目
投稿者 : kakakuhiroba 投稿日時: 2015-11-10 14:02:40 (484 ヒット)

私の愛用しているデジカメは、学生時代に奮発してかった、高級コンデジと呼ばれる、高価格帯のコンパクトカメラです。バルブ撮影など、カメラとしての一通りの撮影機能と、使い勝手の良い明るいズームレンズを備えつつも、ポケットに入る大きさ。苦しい生活の中奮発してかったカメラは、若かりし頃の思い出を沢山残してくれました。しかし、最近のセンサーのめざましい高感度化に伴い、室内や暗所での撮影ではノイズが目立つようになってきました。最近のカメラのセンサーは本当に暗いところに強いですね。そろそろ買い換え時期なのかな、と思いながら近くの家電量販店で眺めていると、○社の販売員の方に声を掛けられ、最近のデジカメについて色々お話を伺いましたので、少しまとめて紹介したいと思います。

 

デジカメは、大きく2つに別れます。コンパクト機とデジタル一眼です。

 

低価格帯のコンパクト機は、スマートフォンのカメラの画質向上により、あまり出番が無くなってきています。ただ、水中撮影ができたり防塵仕様だったり、全立体角を一度に撮影できる全天球型カメラなど、アウトドアやスポーツシーンなどに特化したものは楽しみ方が広がりそうです。

高価格帯のコンパクト機は「高級コンデジ」と呼ばれたりします。高級コンデジは大きく2系統に分類され、一方は高倍率ズームレンズ搭載機、もう一方は大型(高感度)のセンサー搭載機です。レンズが交換できない反面、当然ながらレンズとセンサーの組み合わせバランスは良く、シーンを限定すればこれでもかなり綺麗な写真が撮れます。何より、普段持ち歩ける(ギリギリの)大きさに収まっていることが重要。フィルムと違って沢山撮影した中から良い物を選ぶ時代。「撮影するぞ!」と構えて無くても、すぐにポケットから取り出して気軽に沢山撮影できるのも、良い写真を残すための大きなメリットです。このクラスになるとさすがにスマホカメラとはひと味違う写真になりますし、レジャーにも仕事にも使えます。正直それほど売れる数は多くないようですが(この価格帯になると、後述する一眼レフが買えるので)、一番製品サイクルの激しい所でもあるので、新製品の性能向上がめざましく、買い時が難しい製品群のようです。

 

高級コンデジの欠点は、ズーム重視か画質(明るさ)重視かを機種で選ばなければならないところですが、レンズが交換できるミラーレス一眼になると、この問題は一気に解決します。ミラーレスだと本体だけ見れば高級コンデジよりも小さいものもあり、レンズを交換することであらゆるシーンに対応できます。反面、レンズの大きさは持ち運びにはネックになります。構えて撮らないといけないので、気軽に持ち歩いて気ままに撮影するには向きません。ただし、レンズとセンサーの大きさは画質と表現力(例えば背景のぼかしなど)に直結します。しかも、高級コンデジとの価格差もありません。女性ユーザが多いからか、おしゃれなデザインのものも多いです。今一番売上が伸びているのは、このミラーレス一眼だそうです。

なんといっても、「カメラ」の雰囲気を残す本格「デジタル一眼」。プロの方はもちろんこれを使っています。意外にも下位機種なら値段はそれほど高くありませんし、それでも十分な性能を持っています。もちろんレンズは交換式で、レンズマウントの種類にも依りますが、Nikon や Canon などは多くの交換用レンズがラインナップされ、全てのシーンに対応できます。入門機であってもセンサーの性能は高いので、高級レンズの性能も十分発揮できます。一方で、レンズの方は際限なく高いものがあり、またそれぞれに異なった特性を持っているので、いくらでもレンズが欲しくなってしまいます。特に質の高い単焦点レンズを1つ買ってしまうと、その品質で焦点距離の違うレンズが欲しくなり、しかもその要求に応えるラインナップも充実しています。カメラとしては言うことありませんが、いくらでもお金がかかります。このスパイラルは「レンズ沼」とも呼ばれているほど、はまったら抜け出せない品質のようです。ミラーレスとの一番の違いは、意外にも「ファインダー」の有無だとか。額と両手で目の位置にカメラを固定出来るため、自然なアングルでの撮影がやりやすいとのことでした。また、デジタル一眼は歴史の長いフィルム時代のカメラの流れを汲んでいて、ほぼ完成された製品なので、製品寿命は長く、いつ買っても長く使えるそうです。

 

また、ぶっちゃけどこのメーカが良いの? という質問には「私は○社の人間なので、一応○社をお薦めします」と前置きを頂いた後で、やはり、センサーとレンズの組み合わせが、自分の用途に合うメーカを選ぶ事が良いでしょう、とのことでした。
Nikon は、自然の色を再現すること、撮影者の操作に忠実に動く事を重視しているので、仕事で使う方には断然お薦め。腕があれば再現力は抜群だそうです。
Canon は、人間の印象に残る映像を写真で再現する事を重視していて、画像処理エンジンやオートフォーカスがとても賢いとのこと。思い出に残る写真を撮るにはお薦め。明るさとコントラストが高めに設定されているのも、人間の記憶に残りやすい部分を強調しているためだそうです。
SonyPanasonic は、センサーの性能は高いものの、レンズを外部に頼っており、レンズ供給元からの縛りもあったりして、なかなか性能が生かし切れてない部分もあるようです。しかし、同じ性能なら依りコンパクトな仕上がりになっている上、センサーの性能や機能性は良いので、センサーや本体の大きさに制限のある高級コンデジでは強力な選択肢になるとか。

 

これは一人の販売員さんのお話なので、別の方にうかがえば、また別の意見があるのでしょうが、参考になれば。
言われてみると、撮影を頼むプロの方は Nikon と Canon の一眼レフを使い分けている方も少なくない気がします。
そうやって撮影して頂いたプロの方の写真は断然良い写真になりますが、高級コンデジで気軽にパシャパシャ撮影した中に、たまたま良い1枚が入っていることもあるので、気軽に撮れる大きさである事も大きなメリットです。

これから暗所や室内での撮影が増える季節、数年前のカメラとは暗いところでの写り方が断然綺麗になってますよ。