価格推移のグラフを読み解き、買い時を逃さない買い物上手を目指しましょう。
次のサンプルはこちらです。
この商品は、発売前からかなりの人気を博していたものの、発売日を過ぎると人気が急降下。在庫店(水色帯)も徐々に増え、13年10月にかけて徐々に値下がりしていますが、このところやや持ち直してきています。発売前のピークが高すぎて小さく見えますが、年末にかけて人気指数(紫帯)も高くなってきています。
そして目立つのが、年末にある下向きの鋭い落ち込みです。一瞬ですが2万円近くまで下がったことを示唆しています。これをどう捉えるかで、この商品の買い時が変わってきます。
価格広場では、非常に多くの販売店の情報を扱うため、稀に集計にミスが生じます。中古価格を新品と誤認して集計していたり、また「限定1台」のようなセール価格かも知れません。もしかしたら全く異なる商品の価格が混ざってしまったのかもしれませんし、販売店側に表記ミスがあれば、それもそのまま集計してしまいます。ですから、この「2万円近くまでの値下がり」を、年末特価とみるか、価格の誤集計と見るかが、価格広場に特有のグラフの「見方」になります。
これを集計ミスだと考えれば、一気にわかりやすくなります。13年10月頃に人気が落ち、在庫も増えて値段が下がり気味になったが、また人気と価格が持ち直しているので、価格は安定傾向にあります。今後多少安くなる可能性もありますが、買うなら早い方がお得です。なぜなら、早く手には入るからです。これは大きなメリットです。そして、もし待つとしても、最安値は2万円台後半で安定しているので、目標にすべきは、13年の10月~11月の最安値である、2万7~8千円になります。
一方、このグラフが、年末セールなどの特価販売があったと考えれば、待っていればまたこのような特価販売をする店があるかもしれません。次のチャンスを根気よく狙って射貫くのも買い物上手だと思います。しかし、3万円近くで売れている商品を、そう簡単に大特価で販売したりはしないと思われますので、確率は高くないかもしれません。
というわけで、今回の結論は「集計履歴を信じれば2万円近くまで値下がりする特価販売があるかもしれないが、長期的に見れば価格は安定傾向にあり、同じ買うなら早い方がいいかも!?」となります。
桃色の予想線が、あたかも2月頃に多少値下がりするような動きをしていますが、これはあくまで「これまでの傾向からの予測」なので、それほど当てになりません。特に、今回のように、集計ミスと思われる履歴が混じっているときは尚更です。
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