株式会社アスクの発表によると、アスクが日本代理店を務めていた韓国のパーツメーカ Zalman Tech が再生手続開始を申請したようです。
Zalman は、CPUクーラ やケースのメーカとして有名だったほか、RAID-BOX の HDDアダプタなどを OEM していたようです。再生手続きによって全ての製品の出荷が止まるとは限りませんが、今後、保守部品等の入手が困難になる可能性があります。どうしても必要な方は早めの手配をお薦めします。
正規代理店アスクによる国内正規販売品のサポートは、アスクによって継続されるようです。詳しくはプレスリリースをご覧下さい。
多くのお店で、3年や5年の長期保証をつけている商品があります。会員になると無料だったり、数パーセントの保険料がかかることもあります。ここでは、自分で判断できる人の為の価格広場流に、この延長保証を考えてみましょう。
長期に修理代や代替機の費用を補償するのですから、販売店からすれば、保証期間内に費用の発生するトラブルが多発するようでは赤字になってしまいます。販売店によっては、一部の指定商品のみに長期保証をかけていますが、裏を返せば、「とても5年も保証できない」製品を、対象外としているわけですね。その商品だけではなく、メーカ全体でどの程度長期保証の対象になっているかをみると、その販売店のデータに基づく、メーカの信頼度が分かりそうです。
(この情報も価格広場で集計したら面白いかもしれませんが、あちこちから怒られそうです。)
価格広場では、そういった販売店情報の発信強化を図っていこうと考えていますが、掲示板方式では某所には到底敵わないので、別の形での情報発信ができればと考えています。
もう少し踏み込んで見てみると、長期保証を販売店自らが保証している場合と、保証(保険)会社に委託している場合があります。せっかく5年保証に入っても、5年後に販売店がなくなっていては意味がありません。保証会社が別になっていれば保証が受けられることもありますが、保証会社が5年後になくなっているかもしれません。長期保証を考えるときには、販売店の長期的な安定性も加味する必要があります。(特に保証料が有料の場合は尚更です)
ちなみに、私個人は、できるだけ、ひいきにしている販売店で、長期保証対象商品を選ぶようにしています。冷蔵庫や電子レンジは15年近く活躍してくれました。5年保証できる製品なら、運が良ければ10年、15年と動いてくれるということですかね。長く使えるのは気分が良いです。しかし、ひいきにしていた販売店の中にも廃業してしまった販売店があり、そこのオリジナル商品もいくつか購入していたので、これらは保証どころか修理さえ受け付けて貰えない状況になりました。他店購入品でも修理受付してくれる販売店もありますが、さすがに他店のオリジナル商品は難しいと思うので、こればかりは不運でした。かなり長く営業されていたので計画倒産ではないと信じています。
パソコンなど数年で製品としての寿命が切れるものや、ひいきの販売店と格安店で2倍近い価格差のある商品は、格安通販も利用しています。この前も自分用の小型テレビを無名の格安店で買いました。格安通販店は人件費を徹底的に切り詰めているので、量販店のような対応は期待できません。発送の連絡も無く、数日後に突然届きました。運良く、発送の早い店でしたが、発送までが遅い場合もあるので、急いでいる場合は要注意です。また、歴史の浅い店は突然の廃業も多いです(歴史の長い店でも突然の廃業はありますが)。最初から「半額なので、(別の格安店で)2回買ってもまだ損じゃない」程度の覚悟を持って利用するといいと思います。購入経験の無い店での支払いには十分注意して下さい。
今年になって、国内各社から 4Kテレビ が発売されています。放送は2Kのハイビジョンが主流であるため、パネルだけ4Kにしても意味がないという意見もありますが、日本のメーカが得意とする超解像技術により、2K放送でもかなり解像感のある画質が楽しめます。50~60型以上の大画面では、素人でも分かるほどの違いが出ます。
副産物というと少し強引ですが、スマートフォンやタブレットで、6インチ台の2K液晶スマホ や、4K液晶パネルを搭載したノートPC が登場しています。細かい文字を扱う場面では、このぐらいの解像度があるととても目が楽なんですね。また、4K画面は、最近はやりの高画質デジカメの画像処理・整理にも意力を発揮するようです。
必要か、不必要か、意見が割れている間に、特定の用途では確実に高解像度化が進んでいます。テレビの話に戻りますが、2K放送の視聴でもそれなりに楽しめる4Kテレビ。ですが、やはりその力を発揮するのは4K放送を見るときです。夏から4Kの試験放送が始まっているのですが、当然4K専用の受信機が必要なので、販売店の店頭などの限られた場所でしか楽しめませんでした。
そんな中、市販のテレビでも、4K放送を受信できる機種が出てきました。東芝の 4K REGZA の Z10X シリーズです。
50型の 50Z10X が30万円台、58型の 58Z10X が、40万円を切る勢いで、初物としてはなかなかの価格だと思います。それ以上に、撤退・縮小が相次ぐ国内のテレビ業界で、東芝の本気を見た気がします。
チューナー搭載テレビといっても、試験放送の段階ですので、4Kコンテンツを満喫できるわけではありませんが、一般家庭では受信できない4Kコンテンツを一足先に家庭で受信できるのは、ちょっと優越感に浸れるかもしれません。他の4Kテレビと比べて特別割高というわけでもないようです。
もう一つの4Kコンテンツとして期待されているのが、4Kブルーレイ ですが、これも、既存のブルーレイの拡張は諦め、次世代ブルーレイとして登場するようです。色の再現性など大幅な画質の向上が見込まれますが、登場までにもう少し時間がかかりそうですし、プレーヤも買い換えの必要がありそうです。
既にオリンピックなどは 8Kカメラで撮影されており、ぼやぼやしていると 8K 放送が始まってしまいそうです。
また、個人的には、放送のデジタル化やブルーレイで大幅に改善されたサラウンドステレオにまともに対応したテレビが(ほとんど)ないのが残念です。現状では、別途スピーカを内蔵したホームシアターシステムが不可欠ですが、これにレコーダやプレーヤ、AVパソコンが絡んでくると、配線や設定画とても面倒です。
ちゃんとしたフロントスピーカを内蔵し、ウーハーとサラウンドスピーカを設置するだけで、本物の 5.1サラウンドか楽しめるテレビの登場を待っています。
今年に入ってから、増税前の駆け込み需要が高まっていましたが、特に3月前半~中頃は、新生活の準備期間とも重なり、かなりの需要があったようです。
特に今年は、アベノミクスが一定の効果をあげ経済を動かしたため、組織再編などで年度末の移動をする人が多く、引っ越し屋さんの手配にも苦労されたというお話を多く聞きました。
このような要素が重なり、3月は多くの販売店で予想を上回る需要が殺到したようで、前年同月比で 200%を超える売上があったというお店もありました。これにより、3月下旬には人気商品は売り切れとなり、まだ品薄状態が続いているようです。増税を見越してメーカーの方は生産数を絞り気味にあるため、しばらくは人気商品の品薄が続くと思われます。
前回のコラムでも言及しましたが、3月はこの需要過多により、それほどお買い得価格ではなかったので、4月に入り、供給が回復してくれば、増税前の価格、もしくはそれ以下の価格を付けてくる店も出てくるのではないかと予想します。今は増税と在庫不足で、安値が出にくい時期ですので、急がないものはもう少し様子を見てみると良いかもしれません。
ただ、5~6月になれば夏モデルが発表されますので、あまり待ってしまうと「どうせなら夏モデルが安くなってから」と、購入を夏~秋まで延期してしまうことにもなりかねません。新生活を楽しく始めるためにも、なにかと忙しい4月・5月を、便利家電で快適に乗り切るのも一つの手だと思います。
天気に左右されず出勤時にセットしておけば帰宅時には乾いている洗濯乾燥機、毎日のご飯をおいしくする炊飯器やベーカリー、花粉だけでなくハウスダストも押さえる空気清浄機、梅雨の時期にカビの発生を抑える除湿器など、新生活のワンランクアップを実現する商品が多く出ています。3月には必要ないと感じたものでも、新しく生活を始めたら、やはり便利なものが良いですよね。
炊飯器は、炊飯器ランク別価格帯情報を利用して普段お使いのお米のランクに合わせて選ぶと良いかもしれません。普段のご飯が美味しいと、ちょっと幸せですよね。
今年度も価格広場をよろしくお願いします。